「これからを稼ごう」を読んで、自由と選択肢と私。
ホリエモンこと堀江さんの著書「これからを稼ごう」を読んだ。
これまでも堀江さんの本はいくつか読んでおり、根本的に伝えたいことはこれまでの著書とぶれなく一緒だと思う。ただ本書は仮想通貨という新しいテクノロジーをベースにした語り口になっている。
とりあえず結論
読んでみた僕の結論は、この先何年かで
「ただ生きるために、ただ頑張って働くことが終わる」
どういうことかというと、
「より自分を掘り下げて、自分だけの好きと向き合う必要がある」
ということかと。
これは、今現役で働いている大半の人にとっては毒にも薬にもなるのでは?
テクノロジーがもたらす選択肢は自由か迷子か?
仮想通貨は、国家が管理している通貨からの解放でもあるし、メルカリは極端に言ってしまえば物々交換で通貨が介在せずとも成り立つし、クラウドファンディングや「VALU」「タイムバンク」などを活用すれば、やりたいことをやるための準備を整えることができる。
何がいいたいかというと、やりたいことがある人は、「やる」ための準備資金などを働いて稼ぐ必要がなくなってきている。
(ベーシックインカムが実現すればなおさら。するかどうかは知らんけど。)
これはある意味「やりたくない仕事はしなくてよい」
ただし、「強烈にこれをやりたい、と想いがある人に限る」
ということではないだろうか。
今、働いている30代以上の人は「生活していくためにとりあえず働く」という選択をしているのではないかと思う。(20代はちょっと変わってきてる気が、する。)
これは、ただ働いていることの理由(言い訳)として正しく機能している。
だので、そもそも給料がいい会社で、できれば自分の嗜好に合った会社に就職することが前提で考えてきた我々(僕は40代)にとってしてみれば、「自分で資金を集める」「いきなり起業する」などという選択肢は持っていなかった。(持ってる人もいたでしょうけど。)
これはきつい!
すでに我々は会社でサラリーをもらいながら、上司や嫁の機嫌を伺いながら、そこそこ折り合いをつけて生きていくことに慣れてしまっているのだ。
いきなり、「え?これ使えばできるけど?」と言われても、
わからないのだ!やりたいことが!
いまさらインドに行って自分探しもないだろう!
まぁ、選択肢(テクノロジー)に気付かないふりをして、これまで通りの働き方でも生きていけるっちゃあ生きていけるけど、知ってしまったしね。
僕も知ったふりをしているだけで、これまでの常識の檻は頑丈で、なかなかはみ出して考えることができていない。
今の子供たちが大人になる頃には常識は変わってきていて、自然と自分に合った選択肢を選ぶことができるようになっているのだろうか。
常識が変わってきた頃、
武器(選択肢)は持っているけど、どこで何を倒せばいいんだっけ?
という迷子が増えるのではなかろうか。
テクノロジーは味方だ。未来は明るい。
個人的な不安をぶちまけましたが、まぁ読んでみた感想がそうだから仕方ない。ただ、新たなテクノロジーがもたらす選択肢は、ヒトをもっと自由にもっと便利にするものだとも思う。
ヒトの歴史は、その欲求のままに、これまで知恵や技術で欲求を満たしてきたと思う。
下図は何となく作ってみた「ヒトが求めて開放されてきた変遷図」
もちろん僕の勝手な妄想なので、異論などもあるでしょうが、そこはご愛嬌。
外敵の排除、飢餓の克服、衣食住移動の確保ときて、現在はインターネットを活用した「情報」の時代かと思う。みんなお金や承認を欲しがっているように思う。
新しい技術は、お金と承認から開放されるものだ。仮想通貨やトークンなど独自の文化圏、経済圏自体を自ら作れる兆しが見られる。そういった中ではお金や承認ではなく、自分の好きをどれだけ大声で叫べるかが重要になるのではないか。これからそれこそ沢山の選択肢が出てくるだろう(手段、情報、コミュニティなどなど)。選択肢の海を航海する術は「海賊王に、俺はなる!!」の信念が必要になるのだ。
自分の中の強い「好き」を理解しているヒトは、
で仲間を集めて、まっすぐラフテルに向かって航海できるのだ!
<おまけ>
さらにその先には何かがあるかを考えてみたのだけど、ひょっとして医療の飛躍的な技術革新で「不老」をベースにした生き方を考える時代のくるのでは?
未来は楽しい!